2018/01/02

後悔する前に読んでほしい!時計磨きでやってはいけない磨き方とは!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ガラスの傷、割れ

こんにちは。時計の修理をしている1492編集部です。

時計は私たちの生活になくてはならないものですが、毎日使っているとどうしても汚れたり傷がついてしまったりしてしまいますよね。日ごろからお手入れをしていても、少しずつ傷は蓄積されてしまいます。

買ったころのきれいな時計に戻したい!という気持ちから、磨いて傷とりに挑戦しようと考えている人も多いのではないでしょうか。

この傷とりはプロ職人でもとても気の遣う大変な作業です。慣れていない方がやってしまうと、「思っていたのと違う」「これなら磨かない方がよかった」ということも起こりかねません。

とてもとても大切な時計。やった後に後悔しないように、傷とりで注意すべきポイントを紹介します。

一か所を磨きすぎる

もし時計に傷がついて気になってしまった場合、ついついそこの部分だけ重点的に磨こうとしてしまいます。傷のつきにくい研磨用クロスや研磨剤が入っていないようなものでも、一か所だけを磨きすぎるのはよくありません。もちろん材質にもよりますが、ヘアラインの所を何度も磨こうものなら、一か所だけ鏡面仕上げになってしまい不自然な形になってしまうこともあります。

傷を取ろうと気を張りすぎず、全体の汚れを取る程度に抑えておくことをオススメします。もしどうしても取りたい傷がある場合は、均等に力を加えられるスポンジタイプのヤスリで優しく磨きましょう。

研磨剤などが入っていないセーム皮製のクロスなどでしたら問題ありません。

刻印やロゴを磨きすぎる

時計のベルト部分などにはメーカーの刻印が入っている箇所があります。研磨剤を使った時計磨きは金属を削る行為なので、刻印部分をこすりすぎてしまうと刻印が薄くなってしまいますし、時計の裏についているロゴの場合は消えて見えなくなってしまう事もあります。大好きなメーカーの刻印などが薄くなるのを気にされるのなら、磨きすぎないように注意してください。

強力な研磨剤を使ってしまう

ネット上ではよく、研磨剤に何を使うか悩んでいる方が見受けられます。チューブタイプの練り研磨剤などがそうです。中には時計に使うのはよろしくない強力な研磨剤を使用している方もいらっしゃるようです。

研磨剤はたしかに傷が消えるのですが、磨く人の腕次第で仕上がりが全く変わってしまいます。磨く前とはまったく違う外見になる可能性があります。大切な時計が変わり果てた姿になってショックを受けた人を何度も見たことがあります。

時計向けの研磨剤もありますが、慣れていなかったり自信がない方は、研磨剤を使わずにクロスなどで磨くことをオススメします。

ヘアラインを削ってしまう

金属ベルトなどではよくヘアラインがついているものがあります。研磨剤を使ってこのヘアラインの所を磨くことは基本的に避けるのが無難です。当然といえば当然なのですが、ヘアラインを磨くときれいにヘアラインがなくなってしまいます。一部分だけ磨いたらそこだけピカピカの鏡面仕上がりになってしまいます。ヘアラインをどうしても磨きたい場合は、なくなってしまう事を頭にいれつつ、ヘアラインの方向にやさしく磨くようにするとよいでしょう。

傷とりよりも重要な作業「仕上げ」

研磨剤を使った傷とりは、文字通り金属を削って傷を目立たなくする作業ですので、こすっていれば誰でも小さな傷は目立たなくすることができます。

重要なのは、傷をとった後にする「仕上げ」です。時計の金属部分の表面がピカピカに光っていたり、ツヤ消しのようになっていたり、ヘアラインが入っていたり。時計の特徴ある表面に仕上げる作業を言います。

時計の研磨には、鏡面仕上げ、梨地仕上げ、曲面仕上げ、などいくつか種類がありますが、これらはそれぞれにやり方が違います。実は、この仕上げは私たちのような専門の人たちでも技術が求められる作業です。あまり慣れていない人や、一度もやったことがない人ですと、磨く前と同じ見栄えにするのは至難の業です。

ネットで時計の磨き方を調べると「時計の傷とりは一人でやらない方が良い」と言っている方が多くいらっしゃいます。この理由は傷を取る所ではなく、この仕上げ作業が難しいからです。

もし、あなたの大切な時計に傷が目立ってきて、昔のようなきれいな状態にしたいとお考えでしたら、是非私たち石國商店にご相談ください!

外装研磨についてはこちらです>>

コメントを残す

*

CAPTCHA