2018/01/02

必見!曇った腕時計へのドライヤーは本当に効果があるのか?

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こんにちは。1492編集部です。

ついこないだ私の友人が愛用の腕時計が曇ってしまったと話してくれました。その時計は、彼が社会人一年目の初めての賞与で購入した腕時計で、曇りをなんとか無くしたいと、ネットで調べて試したようです。その方法が、「ドライヤーで乾かす」です。曇りの原因である水分を熱で蒸発させるとは、理にかなっていそうな方法ですよね。

腕時計の曇りはドライヤーで治るのか?

ドライヤーで乾かした時の様子を教えてくれました。最初の3分くらいは曇りがとれなかったそうです。それでも諦めずに時計が熱くならない程度に、さらに3分くらいかけ続けると、少しづつ曇りがとれてきて、最終的に「綺麗な文字盤が見えた!」とのことでした。お気に入りの時計が治って、とても嬉しい気持ちで時計をつけて出かけたそうです。

曇りは取れたが、一時的なもので根本解決にはならず

お気に入りの時計をつけて久しぶりに出かけたのですが、外出中にまた時計が曇ってしまったと残念そうに説明してくれました。せっかく曇りがとれたのですが、ドライヤーは一時的な対処でしかなかったとのことです。熱で水分を蒸発させたのに、なぜ、また曇ってしまったのかと不思議がっていたので、今回その理由を説明したいと思います。

そもそも時計内の水分が外へ出ていなかった

彼は、ドライヤーの熱で水分が蒸発して時計の外に出たと思っていましたが、水分はほぼ外にでていません。それは、時計の気密性がとても高いためです。最近売っている時計は、ほぼ生活防水以上の機能がついています。外から水を防ぐくらいですから、外にも水分が出づらいのです。ではなぜ曇りが一時的にとれたのでしょうか?
それは、温度が高くなると水蒸気になる水の量が増えるからです。結局、時計内部の水分の量はほぼ変わっていないので、また曇ってしまいます。
ドライヤーの熱では、一時的に曇りをなくす程度だけではなく、時計の部品への負担も大きく、故障の原因にもなりますので、注意してください。

時計の曇りは時計の防水性・気密性が低下したサイン

防水機能がついているのに、外から水が入ってしまった原因は、防水用のゴムパッキンの劣化が原因です。ゴム製なので、時間とともに劣化していきます。劣化して機能がおちてしまって、水が入り曇ったという症状が出ているのです。
つまり、時計が曇り始めたら時計の防水性が落ちてきたサインと言えます。

防水用のゴムを交換すればすべて解決? それだけでは時計の寿命が短くなってしまうかもしれません

ゴムが劣化したのであれば、ゴムを交換すれば良いと思われたかもしれません。でも、既に水が時計内部に入ってしまっている場合は、その水分が原因で、部品のサビや劣化につながることが考えられます。
ですので、
①水分を完全に抜ききること
②内部の部品が錆びているか確認、錆びていれば交換
といったことが必要になります。
大切な時計であれば、長く使いたいものです。一度、曇ってしまった場合は内部まで詳しくみることが大切です。

内部までのチェックは難しい

一般の方が、時計を分解してチェックをするのは、とても難しいと思います。分解できたとしても、元通りにすべて組み立てるのは至難の技です。ですので、時計修理のプロにお任せすることをオススメします。時計内部の確認だけではなく、清掃も合わせて行い、必要であれば部品交換も致します。
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